住職だより
2020.08.25
人を差別の目で見ない
「僧宗是れ同じ」
修行僧が年老いていようと若者であろうと、知識が豊富であろうと無知であろうと、これは形式的に違うだけであって、佛法僧の三宝の中での僧宝という尊さにおいては全く同じという事です。
他の人の境遇の違いを、自分の価値判断に照らし合わせて考える事を戒める教えです。
コロナ禍といわれる昨今、いつ自分が感染するかもわからない今、感染された方に自分勝手な価値判断で発言する理由など全くないと道元禪師は教えています。
「もし自分が感染したならば。」
何事も自分の身に引き当てて考える事が大切です。私たちは一人だけで生きているわけではありません。私たち人間は、どのような状況にあっても、みんな尊い命である事に変わりはありません。
何かを言うまえに、その気持ちに寄り添う事。
“禪の心”とは、“人に寄り添う心”です。
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※ 奥の正法寺のHPからちょっと抜け出して、umekuriyaという架空のカフェとして、フェイスブックとインスタグラムより月に二度ほど、このような文章を発信しております。
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