法話
2022.09.04
北上市民大学と正法寺月例法話。
さる8月26日に詩歌文学館において北上市民大学の講師を務めました。
題名は、「禅の文化と和賀地方の関りについて~正法寺から広がる禅の教え~」
和賀地方に限定されずに東北全域に広まった禅の風は、奥州市正法寺から始まりました。
北上市民大学なのですが、奥州市発信で申し訳なく思いつつも、東北人の柔らかい一面は、
禅の教え影響なのではないかと勝手に推察する私。
そして本日は、その正法寺において月例法話会の法話を担当いたしました。
世界では戦争が終わらない中で、日本は戦後77年の年です。
お釈迦様の「自分も相手も責めずに 相手が歓んで迎え入れてくれる言葉を」との教えと、
長崎で原爆を体験された女性のお話をさせていただきました。
ネット社会になり誹謗中傷が容易にされてしまう現代。
相手の喜びを誘う言葉を語りましょうと伝えたお釈迦様は、
すでに2500年後の世界を見据えていたのでしょうね。